松尾画報

辺境のカンガルーの近況

10年区切り

少し前にどこかのネットニュースで、

「2020年からの10年を展望する視点が少ない」

という興味深い記事を見ました。

「10年ごとに情勢を区切ってみる考え」私の好きそうな視点です。

 

1920年代は、米国が第一次世界対戦に巻き込まれなかったのもあって、

「享楽的に生きた10年間」という見方があるそうです。

華やかなジャズでクラブやレストランで踊って暮らした、的な。

なるほど、「古き良きアメリカ」みたいなイメージですかね。

 

1960年代はいわゆるロックや、日本でいえば安保闘争的な、

若者の不満が爆発して自由や表現を求めた時代だったりとか。

1980年代は日本がバブル絶頂の時期で、

ジャパン・アズ・ナンバーワンなんて勘違いしちゃったり。

 

じゃあ2010年と2020年を比べるとどう違うんだ、とか、

なんで2030年を具体的に捉えようと視点が少ないんだ、とか、

いろいろ書いてるなかなかに面白い記事だったんですが、

結論は「2020年代わかんねぇよ」って感じでした。

 

2010年から見た2020年像は表面的にはそれほど変わってないけど、

2020年から見た2030年像はちょっと予想できない、と。

そういう趣旨のことが書かれていたんですね。

AI化とか少子化とか温暖化とか、もう見えてるものもありますけど。

 

階段の踊り場のような10年、20年を過ぎて2020年を迎え、

もしかしたらここから大きく飛躍、もしくは失墜する未来があり、

その爆発的跳躍が近づいている感じがある、と。

2000年代、2010年代は「タメの期間」だったとは思わないか?と。

 

農耕の定着、宗教の体系化、大航海時代、産業革命、民主化、AI革命。

そういうのと同列と言えるかもしれない流れがくる、かもしれない、と。

根拠というより展望という感じの記事ではありましたけど。

まあ、言いたいことはわかるかなぁ、という感じでした。

 

去年の末だったかに同じようなこと書いた気がしますが、

本当に、今この瞬間も時代が動いてる感覚がありますよねぇ。

それがいいのか悪いのかはわかりませんけど、

そういうフェーズに入ってるんだよなぁ、なんて思います。

 

だからどうした?と言われれば特に返す言葉もなく、

ただ黙々と家系サンドイッチを作るだけの日々ですけどね。