松尾画報

辺境のカンガルーの近況

1日1時間まで

少し前の話、7/23でしたか、確か。
オリンピックの開会式をTVで見てました。
開会式の行進の音楽が、ゲーム三昧だったらしく。

けど、聞いてても、ほとんどわかんない。
ファイナルファンタジーもクロノトリガーも、
小・中で確かに遊んだはずなのに、わかんない。

とはいえ、冒頭の曲だけはさすがにわかりました。
これはもう、間違いなくドラゴンクエストのテーマ。
氷河期世代のバイブルと言って差し支えないメロディ。

前奏からなんだか予兆があったんですよね。
たったたっ、たたたっ、たん〜♪…今のってドラクエのフレーズ?
あぁ、作曲家が関わってたんだっけ?匂わせてるのかな。

と思ったら、入場とともに直球で演奏するじゃないですか。
えぇ、本当にいいのかよって気分になりました。
公の場で思いっきりゲーム音楽なんて、違和感。

そう思う自分の歳を感じましたよね、なにか。
ゲームって親に隠れてちまちまやるものというか、
いまだにアンダーグラウンドなイメージが染み付いている。

もちろん世間はそんな感じでは全然なく、
Twitterのリアルタイム検索では、皆さん狂喜乱舞。
これぞ世界に誇る日本文化だ!みたいな論調です。

いやぁ、なんかこう、リアルタイム世代としては、
妙に照れてしまいましたよね。見られちゃったというか。
小さい頃に部屋で感じた興奮が、世界に飛んでいっちゃって。

頭では分かっていても、なかなか抜けない感覚。
ゲームって隙間時間にこっそり、ですよね? …やっぱ古いかな?
感覚のアップデートが必要ですね、こりゃあ。