松尾画報

辺境のカンガルーの近況

飛び跳ねる

なんだかんだ相変わらず、早朝に二条城の周りを走っています。
平日はくるりと1周。休みの日は2~4周。

平日はそれほど時間がないので、割とスピード重視。
1km4分15~45秒くらいで駆け抜けます。
休日は主に持久力の向上を目的として、
1km5分30秒~6分ペースで長く走ることを心がけます。

鴨川だとランナー同士は時々挨拶をかわすんですが、
二条城の周りはコミュニケーションはほぼゼロ。
鹿のように軽やかに走る女子中・高学生が、
無言で私をひょいと抜いていきます。

そのくらいの年齢の女子陸上部員の平均タイムなんて、
私にはわかりませんけど、たぶん速い方(だと思いたい)。
悔しいけれど、追い抜かれるがままです。
まさか急にスピード上げて追いつこうとするわけにも、ですし。

ある日のこと、彼女たちのスピードがずいぶんゆっくり。
トレーニング終わりのクールダウンなのかな。
今日は私の方が追い抜いてしまいそうです。
まぁ、そういう日もありますよね。

なんて思ったら、彼女たち、突然、
ぴょんぴょんぴょん!と飛び跳ねます。
そしてその勢いのままに一気に加速。
いつものスピードで遠ざかっていきます。

陳腐な表現ですが、若さにあふれているんですよ。
力強くてしなやかな躍動。ぴょんぴょんぴょん。
いいなぁ、あの身軽さ。うらやましい。
なんだか妙に感心してしまいました。かっこいいわぁ、あれ。