松尾画報

辺境のカンガルーの近況

軽くする

もういっちょ書きます、ランニングの話題。

ランニングに限らず、日常生活にも言えることですが、今回のは。

 

家を出るまで本当に気分が乗らない、という話をしましたが、

じゃあ走り出せばすぐに気分があがるのか?と問われると、

そんなにうまいこといかないわけです。

長いときなら、最初の1kmくらいは仏頂面で走っています。

 

特に、疲れが溜まっている日は厄介です。

足が痛いとかスピードが出ないとかいうストレスもありますが、

なんか、うまく走ろうとしても身体がいうこと聞かないんですよね。

全身の動きがちぐはぐで運動効率が悪く、最悪の気分です。

 

こういう日は、もうなにも考えずにゆっくり走ることに専念します。

自分の足音を頭の中で追いかけます。タッ、タッ、タッ、タッ。

時計に刻々と表示されるペースはもう諦めて、一切見ません。

速度を諦めると、そのうち少しずつ気分がよくなってきます。

 

信号で止まったら心臓の音を数えます。ドッ、ドッ、ドッ、ドッ。

こっちは時計に表示される心拍数を見ます。

呼吸を落ち着かせるとみるみる下がっていく心拍数。

なんだか嬉しくなってきます。

 

これを繰り返していれば、いつの間にかいつものコースを走破できます。

終わった後には、なんだかんだでいつもの満足感。

タイムはちょっとアレだけど、まあ疲れてるわりにがんばったしね。

体調万全だったら、あと20秒/1kmは早くできるな、うんうん満足。

 

ダメな感じをうまく受け入れてなんとかやっていく方法、というお話。

いろいろだましだましですが、長く続けていきたいものです。