松尾画報

辺境のカンガルーの近況

終点

割と好きな行動のひとつに、
「終着駅で寝てる人を起こす」
というのがあります。

朝の阪急・大阪梅田駅では、
ちょいちょい見るんですよね。
駅に着いても寝たままの人。

見かけたら一応ちょっとは迷うんです、声かけるかどうか。
寝起きの機嫌が悪いこともあるかもしれませんし。
女性の場合は、より気を使う必要もありますし。

リスク管理だけ考えれば放っておけばいいんですが、
そういうとこに勇気を出して踏み込んでいくことも、
また人生の綾というか、悪いことではないと思うんです。

こんな時期ですから、肩も叩かず大きな声も出しません。
結構難しいんですよね、離れたところから小声で起こすのって。
「お父さーーん、梅田ですよー、梅田着きましたよー」って。

私もとあるインフラ系業務の保守関係の案件で、
週に一度は出勤せざるを得ない身ではあるんですが、
なんだか肩身が狭いんですよねぇ、最近。電車に乗ってることが。

その罪悪感を払拭したいからでしょうか。
それとも、出勤せざるを得ない人への同調感からでしょうか。
善意的なもので、片っ端から起こしています。終着駅で寝てる人。

助け合っていきたいものですねぇ。