松尾画報

辺境のカンガルーの近況

終末感

そうそう、前回の記事書いてて思い出しました。

1999年の大晦日のこと。

 

「2000年問題」なんてものがあったんですよね。

コンピューターが2000年をカウント出来なくて、

1999年の次を1900年だと誤認識しちゃって、

システムが障害を起こしちゃうかも、みたいなやつです。

 

社会インフラの停止や誤作動が懸念されていて、

プログラムの修正がいろいろ行われたようで。

当時の私はまだ大学生だったので、

ニュースで知るくらいしか実感なかったんですが。

 

いよいよ運命の瞬間、2000年1月1日の00時。

当時お付き合いしていた彼女とともに迎えました。

いやね、若かったんですよ、私だって。

初詣でも行こうとしてたのかな、詳細は忘れましたけど。

 

私の下宿先でテレビ見てたような記憶があります。

よし、とりあえず今のところ、電気が一斉に止まったりはしてない。

でも、もしかしたら今どこかの上空に、ミサイルが飛んでるかもしれない。

もう数分はテレビで様子を見てみようか。なんて具合に。

 

なんだかその緊迫感はよく覚えています。

とはいえお気楽なへなちょこ大学生ですから、

半分、お祭り気分でわくわくしてたといいますか、

歴史がここから動くのかなっていうドキドキに包まれていました。

 

翌年の9.11には、第3時世界大戦始まっちゃうんだって、

本気で思わせる空気が世界に漂っていました。

阪神淡路や東日本の震災後も普段と違った世界でしたし、

きっとまだ、そういうことあるんでしょうね、残りの人生の中でも。

 

一緒に2000年を迎えた彼女とは、2002年にお別れしてしまいましたが、

あのときこそ、本当にもう世界が終わったような感覚でしたね。

私の人生においてはあの2002年問題が後の人生に大きな影を…、

………ええと、何の話してたんだっけ?

 

とにかく歴史は、今この瞬間も紡がれていますね、ということで。

2020年も頑張りましょう。ほんと、頑張ります、いろいろと。