松尾画報

辺境のカンガルーの近況

歩幅

しごく当たり前のことを書きますけど、

年々、老いていっています、私。

私に限らず、大体みんなそうでしょう、そりゃね。

 

じゃあ具体的に何が老いていってるんでしょうか。

それももちろん、いくつか挙げることができます。

身体的にも、精神的にも、いくつか。

 

でも、旧友に久々に会うと、

「こいつ、ほとんど変わってないな、すごいな」

っていう人もいます、割にいます。

 

いい意味でも、悪い意味でも「すごいな」なんですが、

そもそもどういう変化が良く、どういう変化が悪いのか、

分からなくなってくるんですよね。

 

例えば趣味との付き合い方が全く変わらない人。

ある意味では、子供っぽいと思うこともあります。

ある意味では、変わってなくて羨ましいと思うこともあります。

 

比べたりすること自体がナンセンスかもしれませんが、

自分と同じような感じ方や考え方の変化を歩んできた人って、

意外と会えないもんだなぁと思うとこもあるんですよね。

 

気が合う合わないとかそういう話じゃなく。

ずっと同じ会社とか、同じ環境にいる同士なら、

もう少し近しい感じになるのかなって気もしますが。

 

そういう人が多ければ多いなりに、少なければ少ないなりに、

どっちも功罪(というほどのもでもないけど)があると思うので、

結局、どっちに転んだっていいと思うんですけどね、実際のとこ。

 

けどやっぱ、似たような境遇の人と飲むお酒はおいしいですね。

どうしてもあるあるトークみたいになっちゃって、

新しい扉を開くのではなく、開けてきた扉を懐かしむ感じになりますけど。

 

どういう老け方しようかな、

なんて考えちゃいますね、時にはね。

割に真剣に、どうしよかな。