松尾画報

辺境のカンガルーの近況

放浪記vol .2

もう一丁、立ち呑み屋の話題について失礼します。

もう一丁、で終わるかどうかわかんないですけど。

せっかくだから、語り尽くしたい気もしますけどね。

 

先日、大阪で行った立ち呑み屋でですね、

まぁ、とりあえず頼むじゃないですか、生ビール。

これがねぇ、えげつなく不味くってね…。

 

注ぐだけの生ビールにも、もちろん差異はあります。

サーバーの清掃とかの影響が大きそうですが、

とにかくね、不味かったんですよ、えげつなくね。

 

当然、テンションは下がりまくるわけです。

さっさと飲んで、次のオーダーしちまおう。

でもこれじゃ、他のお酒も食べ物も期待できないなぁ…。

 

案の定、イマイチなお通しで生ビールをちびちびやってたんですが、

カウンターの他のお客さん達を見てて、ふと気づいたんですよね。

あれ?ほぼ全員、瓶ビール飲んでない?

 

よくみると結構な数のお客さんが瓶ビールを飲みつつ、

ポテトサラダとザワークラウトソーセージ食べてます。

立ち呑み屋でザワークラウトソーセージか、珍しいなぁ。

 

試しにポテトサラダ頼んだら、なかなか突き抜けた味。

ははぁ、なるほど、みんな知ってるんですね、この店の美味しいもの。

生ビールがダメだから、瓶ビール飲んだ方がいいのも知ってるんですね。

 

ううむ、最初のオーダー前の注意力が足りなかったなぁ。

反省しきりで、お店を後にしました。この経験を次に生かそう。

人として少し成長できました、生ビールが不味い立ち呑み屋で。

 

役に立たない何かとしても、少しでも、何かしら学ぶ努力をする。

そういう姿勢の人にこそ、本当の幸せは訪れるものです、きっと。

鍛錬が足りないぜ、と思いましたよね。立ち呑み屋でね。