松尾画報

辺境のカンガルーの近況

息が詰まってない

ときどき、南海電車に乗る機会があります。

阪南地方や和歌山に仕事の用事があるとき。

南海難波駅から乗るんですが、当然といいますか、

関空に向かう外国人観光客がたくさんいます。

 

難波発の電車で南に向かう人は出国する人が多いでしょうから、

そりゃあもう、席中に荷物がたくさんです。

一人でスーツケースを3つ持っている人も見たことあります。

両手でゴロゴロしつつ、お腹で3つ目を押してる人。すげぇ。

 

文化が違うということもあるんでしょうけど、

スマホで音楽をかけながらノリノリの人とかもいます。

イヤフォンなしでビデオチャットしてる人もいますし、

ボックス席でお土産を広げちゃってる人もいます。

 

日本人的ルールやマナーに則れば公共の場では云々…、

っていうことになるんですけどね、もちろん。

あくまで私個人の考え方・感じ方と断った上ですけど、

まぁ、楽しそうだしそれもまたええやん、って思います、私は。

 

彼らから「旅の終わりのナイーヴさ」を感じることはありません。

そういう強メンタルはちょっと見習いたいなぁ、と。

まあ、帰国の途ではなく、また次の国に旅行に行くのかもですけど。

実は、飛行機乗った途端にナイーヴになっちゃうのかもですけど。

 

他の路線ではなかなか味わえない雰囲気があって好きです、南海本線。

京都市のバスや地下鉄も、観光客で溢れかえってるのは一緒なんですけど、

なぜか、もっとハジけてるんですよねぇ、南海電車の彼らは。

そういうもんだと思って乗ってみてください。楽しいですよ。