松尾画報

辺境のカンガルーの近況

厳か

前回のつづき的なお話。春というかなんというか。
やっぱりこの時期になると思い出すこと。

2000年代半ば20代の頃、欠かさず見ていたのが、
日曜23:30に放送していた「世界遺産」というTV番組。

今ではソニー1社でなく、キヤノン1社提供になり、
土曜日18:00に移動し、番組の空気感も変わったけど。

今のもいいんだけど、やっぱりあの時代の世界遺産は、
日曜夜の独特な雰囲気があったように記憶してるんですよね。

真っ暗な画面にロゴと英語のナレーション。
「SONY presents」のナレーションが良いトーンで。

明日は月曜だっていうのに食い入るように見入って、
毎週、興奮してなかなか寝付けなかったのを覚えています。

23:00の情熱大陸からの流れもよかったですよね。
現代日本のいち個人から、世界遺産へのフォーカス。

一週間の開始に向けて引き締めてくれる番組。
寝付けず困ったことも多々あったけども。

2000年代半ば、20代、だらっとした春、世界遺産。
連想ゲームにみたいに、記憶の中で結びついています。

人生の様々な局面、求めるものも様々ですよね。
今なら日曜23:30にTV見る気力なんてないな、うん…。