松尾画報

辺境のカンガルーの近況

刹那

記憶の話で、さらにさらに思い出したこと。

小・中学生の休み時間や自習時間に、
「教室が静かになる瞬間」ってありませんでしたか?

すーっと波が引くように話をする人が減り、音量が下がっていき、
ざわざわがすごく急にしぼんで、数秒間の静寂。

「え?何?」と、一瞬みんなが顔を見合わせたあと、
数秒でまたすぐに元のざわざわに戻っていく感じ。

で、私、この瞬間がくるのが、数秒前にわかることがありました。
「あ、もうすぐしぼむぞ………ほら、静寂」という感じに。

なんとなく予知っぽい感覚というか、なんというか。
デジャビュにも近いんですが「次はこういう場面」がわかる感じ。

静寂の後、最初に話すのはイケダ、その次はあの辺の席にいる女子の誰か、
そしてその後にドアを開けて先生が入ってきてこちらを見て…、みたいな。

これって私だけですかね?
程度の差はあれど、経験ありますよね?

何度かあったのを今でも記憶しているんですが、
あまりうまく説明できないのもあり、なかなか賛同を得られません。

周りの雰囲気を敏感に察していただけかな?とも思いますが。
わりにびくびくした内気な子どもでしたし、私。

娘にもそういうことが起こるんでしょうか。
小学生になったら聞いてみよう。