松尾画報

辺境のカンガルーの近況

下調べ

大型連休が来るたびに思い出すことがあります。

京都市内に住んでいると、遠方から親戚が来たときなんかに、

ときどき観光案内することがあるんですね。

みんなそれぞれに京都の見たいところがあるので、

お目当の場所と、その好みに合わせたおすすめの場所を案内するわけです。

 

 

で、数年前に遊びに来た親戚は「石畳を歩きたい」というんですね。

行きたかったという、有名な祇園の花見小路を歩いてご満悦。

昔からこの辺りは社交場になっていて幕末の頃には云々、

この辺りは祇園甲部って言って他にも宮川町とか云々。

いろいろ解説しながら、歩きます。

 

 

じゃあ次は先斗町って知ってる?案内するよと少し歩いて移動し、

南側から先斗町通に入ると、まさかまさかのアスファルト。

風情ある石畳のはずの先斗町が全面アスファルトになってました。

たしか無電柱化とかなんとかの工事で、一時的にそうなってたんです。

私も含め、一同、ぽかーーんとしてしまいました。

 

 

それを見た小学4年生の従姪が言いました。

「大丈夫!また石畳だったらきっと、ママのヒールがひっかかってコケてたよ!」

「ママ!石畳は花見小路でもう満足したでしょ!次は抹茶パフェ食べに行こ!」

主に私を気遣ってくれたんでしょうね、まだ10歳なのになんて気の利く子なんだ。

従叔父のハシモトおじさん、感激。

全力で特大抹茶パフェを奢りました。

 

 

 

案内するときは前もって調べていかないとですね。

そういえば、親戚に長期閉館中の興福寺国宝館を奨めたこともありますし、

真夏の伏見稲荷の人混みで、甥っ子達をげんなりさせたこともあります。

親戚キラーですね、私。気をつけよう、本当に。

と言っても、絶対また何かやらかすでしょうけどね。確実に。