松尾画報

辺境のカンガルーの近況

エンターテイメント性

大変にくだらないことを書きますが。
回れるお寿司屋さんを作ってほしいんですよね。
お寿司じゃなく、お客さんが回るお寿司屋さん。

何言ってるんだと思われるのはもちろんですが。
流動性を感じながら飲食したいんですよ、私は。
レーンによる流動性こそが回転寿司の醍醐味なのに。

いやね、ここ数年の回転寿司って、ほとんど個別注文じゃないですか。
そのせいか、レーンには同じネタが長時間流れるばかり。
回ってくる多彩なネタの中から何食べようかな、ってのが面白いのに。

かく言う私もコロナ禍以降は、レーンの寿司をほぼ取らず。
なんなら、タッチパネルも指先でなく、グーの形で触ってたり。
なんだかなぁ…、という気持ちにもなりますが。

で、寿司じゃなくて自分が回れればいいのに、となるわけです。
席で一人でくるくる回っとけや、テイクアウトして自宅で回っとけや、
と言われれば返す言葉もありませんが、本当に。

けど、30年くらい前は少し流行りましたよね、回るレストラン。
お客さんではないですが、フロアが回転しているレストラン。
外の景色が変わっていく飲食店なんて素敵。

外食に求めているのはエンターテイメント性なんだと、
ステイホーム多めのここ1年で、ひしひしと感じましたね。
会話、景色、期待感、非日常感、そんなのが魅力なんだと。

お客さんが回るお寿司屋さんはきっとできないでしょうけど、
なにかこう、意表をつかれる飲食スタイルってないかな。
円卓じゃなく、客席が回る中華料理屋はどうだろう…。

でもよくよく考えたら、客席が回ると酔っちゃいますよね。
アルコール的な意味でなく、三半規管的な意味で。
やっぱダメだなこれ。あぁ、くだらないこと書いちゃった。