松尾画報

駒汚れなく道険し

銀将の指導

先日のABEMAトーナメントはチーム木村vsチーム豊島でしたね。いやぁ、木村九段、強かった。。ご自身は3戦3勝、リーダーとしてチームに勢いを付けて見事に勝利しました。「千駄ヶ谷の受け師」という異名を持つほどに華麗な受けが得意な木村九段ではありますが、あの少ない持ち時間の中で唯一の抜け道を見つけ出してスルスルと交わして行く。ユーモラスなキャラクターと相まってやっぱりカッコいい。中年の星です。
来週はついにチーム羽生が登場ですね。

さて、先日彫り終わった金龍の銀将を天童の師匠の元に送り、電話でご指導を仰ぎました。先生の評価は・・・、うーん、今回も厳しかったです。太く彫り過ぎ、線もぼやけている、もっと金龍の字体を理解して、漆も厚く塗り過ぎ、剣(駒の頭)の磨きが足りない、などなど。。中には自分なりになかなか良く彫れた駒もありましたが、お褒めの言葉はありませんでした。

そうだよな、そんな簡単に上手く行く世界じゃないし、だからこそあり甲斐がある訳だし、きっと思い通りに惚れる様になったらもっと面白くなるだろうし。

ご指導頂いた点がしっかり表現できる様に、今度は金龍の金将に取り組みます。