松尾画報

辺境のカンガルーの近況

購入感

前回のミュージックプレイヤーの話で思い出したんですけど、

データ記録媒体って、思えば随分な変化と混沌の歴史を持ってますね。

 

 

 

90年代前半は音楽はCDで買って、テープに録音していました。

90年代半ばあたりから録音メディアがMDになり、2000年代半ばからiPodみたいな端末にデータ保存。

ダウンロード販売が増えてきて、最近はストリーミング配信というやつもありますね。

でもCD販売もまだまだ現役ですよね。ジャンルによってはレコードもまだ生きてます。

 

テキストや写真なんかのデータファイルは、もっと混沌としています。

フロッピーに始まり、MO、CD、DVD、USB、cloud、環境によって今もばらばら。

映像系データはVHS後、DVDとブルーレイで安定してる気がしますが。

こちらもストリーミング配信ありますね。もう、いろんなものがWeb上。

 

時代や用途によって変わっていくので、もちろんそれでいいんですが、

データ購入とかってやっぱりいまいち達成感がないんですよね。

 

中学生のときにMOの記録再生ができるステレオを買ったときは、

時代の最先端をいっている気がして嬉しかったですし、

社会人になってすぐにiBookとMOドライブを買ったときは、

これでバリバリ仕事できるぞー!うおー!と思ったものです。

 

私はCDででもダウンロードででも音楽を買いますし、書店ででも電子書籍ででも本を買いますが、

現物購入するものは、やっぱり手元においておきたい気合の入ったものだったりします。

本はともかく、音楽なんてジャケット眺めることも滅多にないのにね。

手元に残しておく、という感覚を買ってるのかな、もしかして。

 

結局、自分にフィットするかどうかってだけかもしれませんが。

いやー、でもデータのみっていまいち実感が湧いてこないんですよね。

所有感がないから、整理しようとか、ゆっくり見つめてみようっていう気持ちが、

どうもなかなか湧いてこないんですよね。

 

もうこれ以上変わらないだろうって思ってからも、

どんどん変わり続けているので、まだまだ変わっていくんでしょう。

リニアが走る頃の世の中はどうなってるんでしょうね。

もう想像もつきませんね、ほんと。

 

 

 

あ、そういえば、未だにフロッピーが読み込めるPCを持っている知人がいます。

フロッピーのデータを取り出したい、という稀有な方がいましたらご一報ください。