松尾画報

辺境のカンガルーの近況

フィット感

手のひらに収まるミュージックプレイヤーが、昔から妙に好きです。

テープレコーダーとか、MDプレイヤーとか、ひと昔前のiPodとか。

今ではもう、電話もネットもできる便利で不思議な端末に置き換えられましたけど。

 

でも「手にすっぽり収まる」大きさっていうだけで持ちたくなるんですよね。

音楽再生機に限らず、定期入れや小銭入れなんかもそうですね。

わざわざコレ専用のいる?とも思いますけど、魅力的なんです、やっぱり。

 

あの「手にすっぽり収まる感覚の良さ」ってなかなかのものじゃないかと。

用途的にはあまり必然じゃないアイテム群かもしれませんが、

あのすっぽり感、なんとも言えない心地よさがある気がします。

 

あれを知っているかどうかで人間の深みが変わる…、とまでは言わないですけど。

どうでもいいものを敢えて持つというのは、一見無駄のように見えて、

わりと人生を豊かにしてくれるものじゃないかなぁ、と思っています。

 

最近の世の中はシンプルこそ良しという風潮があって、

無駄なものを持たないというスタイルに傾倒している気がしますが、

まあたまにはいいじゃない、と思うのは私だけじゃないはず、たぶん。

 

手の上でころころしながら、公園のベンチでのんびりしたいですね。

サンドイッチとコーヒーと素敵な音楽。いいですね。

まぁ、最近は音楽といえば童謡しか聞いていませんけども。

 

「あっるっこー、あっるっこー、私はぁー元気ぃー♪」と歌うと、

「あっうっおー、あっうっおー、◎#△※☆◇ぃー♪」と返ってきます。

そろそろ、ロックンロールも仕込んでいこうと思っております。いぇい。