松尾画報

辺境のカンガルーの近況

観察

小さな黒いクモを、オフィスで時々見かけます。
足まで入れても人差し指の爪くらいの大きさ。
特に怖くもなく、そんなに嫌悪感もなく。

その辺の壁を歩いているのを時々目にします。
たまに机を歩いて私の前に来たり。
前足(?)2本をくるくるさせたりしてます。

コップの中とか歩かれるとやだなぁ、とかは思うんですが。
けど、なんかわざわざ退治しようとは思えない。
じっと眺めてると、これがなかなか飽きない。

子供の頃は家の中からよく巣を観察してました。
時々、クモの巣に獲物がかかったりして、大変なことに。
あぁ、この話はちょっとアレなのでやめておきましょう。

とにかく、妙に暇つぶしになるクモ。
最初に姿を見かけてから、かれこれ数ヶ月。
同じ個体だよな、これ。なんかそんな気がする。

さして広くないこの部屋になぜ数ヶ月もいるのか。
何を食べ、どこで寝てるのか、さっぱりわかりません。
もっと暮らしやすい部屋だってあるだろうに。

いや、そもそも、クモって寝るのかな?寝るよな、きっと。
なんでそんなに目とか足とか増やす方向に進化したのさ。
「巣を張るタイプに生まれたかったな…」とか思うのかな。

クモを見ながらそんなこと考えてたら、
いつの間にか30分経っていました。びっくり。
仕事しなきゃ。せわしないなぁ、ヒトってやつは。