松尾画報

辺境のカンガルーの近況

若さってなんだ

こないだ、シニア向けウェブ広告の
プレゼンデザインを作っていたときのこと。
チームの広告代理店社員さんが提案するんです。

「大体みんな、自分は若いって思ってるもんです」
「だから”何歳の人はシニアですよ”ってしっかり伝えましょう」
あなたも対象の話ですよ、と明確に言う訳ですね。

曰く、ほとんどの人は5〜10才程度は自分を若く見積もる。
そんな人に「シニアの皆さーん」と呼びかけても響かない、と。
ふーん、ま、そういうものなのかな。

そう言われれば、私も年齢的には確実におじさんですが、
「そこのおじさーん」って言われても振り向かない自信がある。
「そこのお兄さーん」でしょうが!って思うでしょう。

なるほど、私はおじさん向け広告を見ても、
対象外と思って反応してないってことか。
「40歳以上のみなさーん」って声かけないといけないのか。

たしかに、そういえば毎年送ってくる特定健診の案内とか、
ちゃんと40〜74歳の方って年齢書いてあるな。
聞いてもらえなきゃ、声を発しても意味ないもんな。

当たり前といえば当たり前の話なんですけど。
年齢という具体的な数字を出して言わないと、
おじさんもシニアもなかなか認めづらい。

………けどやっぱ認めたくないなぁ。
「お兄さん卒業したての限りなくお兄さんに近いおじさん」
せめて、こういうカテゴリーで呼ばれたいぜ。