松尾画報

辺境のカンガルーの近況

盛況

先日、写真撮影の仕事でお伺いした会社での話。
ゲームの制作会社にお邪魔してきました。

「社員の素が出てるような、自然な写真を撮って欲しい」
という要望が、担当者からあったんですよね。

また難しいオーダーだな…と思いつつも、
事前打ち合わせでメンバーを6人あげてもらいます。

当日はできればこういう服装で、座談会的にこう座って、
饒舌&笑顔になるように、こういう話題を投げかけて。

みたいな打ち合わせをして、さあ本番。
盛り上がればいいんですけどね…と担当者は心配そう。

職業柄というか、イメージ通りというか、
すごくシャイそうな20代社員さん6人が被写体。

さぁ盛り上がってくれ!頼む!と次々とお題を投げ、
自由に話しているところを撮影していきます。

「一番最近やったゲームは?その感想も合わせて」
「他人にひとつだけプレイを奨めるならどのタイトル?」
「このゲーム、ここだけ直してくれよってのはどこ?」
「ここ数年で一番期待している未リリース作品は?」

みたいなお題で順番に話してもらっているうちに、
会話がどんどんヒートアップして、大盛り上がり。

十分いい写真が撮れたのでもういいよって言っても、
ずーっと話し込んでいる社員さんたち。

「あのシャイな子たちがこんなにアツく…」と、
なんだか感動しているな担当者さん。

よくわかんないけど、えらく感謝されました。
たしかに、みんなすごく生き生きとしてたな。

楽しいとか好きとか、そういう気持ちって、
どんどん外に出していった方がいいですよね。

エンタメコンテンツの力ってすごいですよね。
なかなかに気持ちのいい仕事になりました。