松尾画報

辺境のカンガルーの近況

空の高さ

秋空は「空が高い」と言われますが、
これ、本当に素晴らしい表現だなぁ、と思います。

物理的にも雲が高い位置にあるらしいんですけど、
もうそんな細かいことなんて、どうだっていいんです。

すこーん、と抜けた空を眺めているだけで、
生きるって気持ちいいなぁ!という気になってきます。単純。

だいたい毎年9月末くらいから始まって、
11月なかばくらいまで気持ちいい空の感じ。

私個人的には、10月は毎年バタバタしてることが多く、
高い空を眺める余裕がない時期だったりしました、毎年。

心の余裕がなくなっちゃうんですよね。
高い美しい空と、何かに追われている自分の心持ちが一致しない。

今年はコロナ禍の影響で、例年より仕事が少なく余裕のある秋でした。
が、それはそれで焦っちゃうんですよね、あれ?これ大丈夫?と。

じゃあ一体、どういう状況なら楽しめるんだって話ですが。
そういうのって、割と真剣に考えて取り組まないといけないな、と思います。

自分に合うやり方をひとつひとつ見つけていく。
どういう状況が自分にとって本当に望ましいのか。

「忙しくした上で余裕を捻り出す」のが正解かなぁ、たぶん。
来年こそは気持ちよく秋空を楽しみたいと思います。