松尾画報

辺境のカンガルーの近況

知らない業界

前回の記事で使った単語「スマート」で思い出しました。

スマート、いい印象の単語ですよね、これって。

何も考えずに直訳すると「賢い」ですよね、たしか。

「細身だ」っていう意味で見る機会より多い気がします、最近は。

 

「クレバー」にも賢いって意味があったと思うんですけど、

こっちは多少「ずる賢い」というニュアンスがあったと思います。

スマートよりももうちょっと素直じゃないというか、

「ずる賢い」までいかなくても「抜け目ない」くらいは言っていいのかな?

 

もし「スマートフォン」が「クレバーフォン」だったら、

世界はどう変わっていたでしょうか?

いや、別に大して変わんないよって気もしますが、

売上の何割かは減ったかもしれません。増えはしないですよね?きっと。

 

そんな観点で見ると面白い業界がありまして。

私も全然知らないんですけど、金融系ってそういう言葉多いイメージ。

「ホワイトナイト」「ポイズンピル」「カンガルー銀貨」「ブラックマンデー」

知らなければ、小説やゲームの話してるようにしか思えませんよね。

 

自分のいる業界では当たり前の言葉が、

そうでない人にはとても滑稽に聞こえる。

意外と注意する必要があると思ってます、これって。

たとえ自分にそのつもりがなくても、相手に変な誤解を与えかねませんものね。

 

情報のやり取りがどんどん発展してきて便利になっている反面、

少しずつナイーブな事柄が増えているような気がするんですよね。

そう感じてるのは私だけじゃないはず。

たぶんね、たぶんですけどね。