松尾画報

辺境のカンガルーの近況

瞳孔

先日、仕事仲間のライターさんと一緒に取材に言ったときの話。

 

私はその案件は写真撮影担当で、話を聞くのはライターさん。

とある企業の役員さん達へのインタビューです。

話の内容自体はよくある内容というか、特殊なものではなく。

これまでの歩みとか、業界の今後とか、求められる人材とか、そんな話。

 

そんなインタビュー中、役員さんが言った一言。

「僕ら○○年入社組はね、変わった人が多いんですよ」

ふむぅ、そのメンバー、興味あるなぁ、と思いました。

というのも、その役員さんもかなり個性的な方だったもので。

 

資料を読む様に、淡々としたトーンで事実を述べる弁が続いたと思えば、

別の話題で急に熱をもって勢いよく熱く語り出し、話があちこちに飛びまくる。

エレファントカシマシというバンドのVo.宮本さんが、一番近い印象なんですが。

お笑い芸人の鳥居みゆきさんの芸風も近いものが。主に瞳孔の開き具合なんかが。

 

ライターさん、○○年入社組について、ちょいちょい突っ込んで行きます。

他にはどんな方が?それぞれ今はどんなプロジェクトを?他社に出向中の方も?

今回の原稿内容にはほぼ関係ないんですが、ま、気になるんでしょうね。

気持ちはすごく分かります。私も気になるもの、うん。

 

結局、インタビューの30%くらいは○○年入社組の話をしてました。

文章にはならないんですけどね。今回の発行物にはほぼ関係ない内容なので。

でも取材を終えたライターさん、とっても満足そうでした。

私も面白い話が聞けて満足。なかなかいい体験でした。

 

仕上がった原稿は、ちょっと内容薄めのさっぱりしたものでしたけどね。

そりゃあね…、ちょっと脱線が過ぎちゃったかな…。

それでもそれなりにまとめてねじ込んできた、という文章でした。

やくざな仕事しやがるぜ、あのライターさん。楽しかったですけどね。