松尾画報

辺境のカンガルーの近況

減らない現金

もう一つキャッシュレスの話。
毎朝電車の中で使った金額をチェックしているので、
現金とそれほど変わらない感覚で使えています。

使用金額反映までの2~3日のタイムラグが、若干モヤモヤしますが。
でも、それ以外は大体自分が使った感覚と数字が、ほぼ一致しています。
これはなかなかに喜ばしいことです。

そして毎月あるのが「財布の中の現金が妙に減らない」感。
キャッシュレスで減っていく金額と、現金で支払った金額を合わせて、
今月の出費の出費とするわけです、当然のことながら。

ざっくりとした感覚では合っているんですが、
なんだか妙に財布の中にお金が残っている気がするんです。
何だか少し気持ち悪いといいますか、己の感覚を疑ってしまうといいますか。

月末というのに、まだ財布の中にいらっしゃる諭吉さんに問います。
「あのう、諭吉さん。…余った(と思われる)あなたと一緒に、高級バーに行っても?」
……諭吉さんは全然目を合わせてくれません。野口さんとはばっちり目が合うのに。

「とりあえず余った分は、引き落とされる口座に入れておくか」
といった非常に弱気な、リスクを避ける行動をとってしまいます。
結果、毎月微増してゆく残高。嬉しいといえば、嬉しいんですけど。

ただ単に、微妙に計算間違っているだけだと思うんですけどね。
しかし、本当に便利ですね、キャッシュレス決済。
もうこれなしの生活には戻れないなぁ、なんだかんだ言っても。

財布からお札出して、眺めてみてください。
諭吉さんと一葉さんとは目が合わないんですけど、
野口さんだけは、ばっちり目が合います。