松尾画報

辺境のカンガルーの近況

最初はケータイだってきっとそう

先日、電車内でVR装置を付けている人を見ました。

電車内ですよ、電車内。

VR自体、私まだ未経験なんですが、

今や外に持ち出すこともできるんですねぇ。

 

当然、気になります。何見てるんだろう?

VRだし、やっぱゲームかな?と思ったんですけど、

コントローラーみたいなものは持ってません。

背筋を伸ばして、静かに座っているだけです。

 

おそらく50代の、品のある感じの男性でした。

大学教授とか、企業の開発員とか、そんな人かな?

移動時間を利用して、出来上がったVR映像をチェックしてるのかな?

なんだかそんな気がしてきた。

 

「すみません、それって何見てるんですか?」

って聞いてみたかったですけど、もちろんできませんよね。

電車内で知らない人にいきなり話しかけるのもアレですし、

そもそも私の姿が見えてないでしょうしね、彼。

 

見た目的には、もう完全に「はんごう」です。

キャンプとかでお米を炊くあの飯盒、あれが顔にピタッと。

むしろコントローラー持っててほしかった。

それなら「すごくゲーム好きな人なんだな」って納得できたのに。

 

すっごくシュールでした。完全に未来に生きている人。

きっと数年後には、みんながあれを付けているように…、

………いや、このままでは、ならないですよねぇ。さすがに。

現実世界の視界がゼロっていうのは、さすがにちょっとねぇ。

 

つくづく、時代の変わり目に生きてますよね、私たち。

電車の話ばかりしてますが、この時期の電車にはいろんな人が面白いです。