松尾画報

辺境のカンガルーの近況

時代先取り

男のロマンつながりで思い出したお話。
もう10年以上前のことです。

当時未婚の私がお付き合いしていた女の子は、
岐阜県出身の子でした。

「親の介護もあるので、いつかは帰らないとかも」
そんな話を時々していました。

フリーランスなりたてだった当時の私の仕事は、
やはり関西圏の案件が中心。

岐阜から毎回行ったり来たりは大変なので、
軽キャンピングカーの購入を真剣に検討しました。

当時はノマドという言葉がちょっとしたブームで、
そういう感じでも働けるな、と思ったものです。

PCさえあれば車の中でもホテルでもカフェでも、
どこでも仕事できるやん!素敵!と思ったもので。

幸か不幸かその子とはお別れして実現せず。
でもそのスタイルの考察は、なんだかワクワクしました。

働く場所を選ばないスタイルも、キャンピングカーも、
昨今はそれなりに盛り上がっている感もありますが。

とはいえ、実際にやってたらしんどかったでしょうね。
移動も車中泊もノーオフィスも、やっぱ疲れるもの。

それでも、いまだに妙に心惹かれます、そういうの。
「男のロマン」ただそれだけですね。

ちなみにその子は結婚後、神戸、那覇、東京と引越。
おいおい、岐阜はどうした。いつ帰るんだよぅ。