松尾画報

辺境のカンガルーの近況

床の間効果

実家の普段あまり使われていない和室。
先日、帰省したときに少し掃除をしました。

子どもたちが成長して家を出て行くと、
一軒家の部屋ってあまりますよね、やっぱ。

普段あまり使っていない部屋は、
程度の差こそあれ、やはり物置化していきます。

和室は畳だからか物置度は低めだったんですが、
床の間にちょこんとプリンターが置かれていました。

………プリンター。床の間にプリンター。
過去には生花なんかがあったスペースにプリンター。

当然ながら、親に聞いてみます。
他にも置く場所はあるだろうに、なんでここに?

「んー、機械の上にもの置くって、壊れそうで嫌じゃない?」
「重ねて高いとこも落ちたら危ないし、とりあえずそこに」

ま、大した理由なく、とりあえずここに置いたって感じね。
他にも置くとこいっぱいあるし、移動させるか。

そう思って移動しようとしたんですけど、
なんだか妙に収まりがいいな、このプリンター。

神々しいというかなんというか。
自信を持ってきりっと鎮座していらっしゃる。

ミスマッチなんだけど、なんだか意外とありかも。
そんなふうに思わせる、不思議な光景でした。

移動しましたけどね、他の空き部屋に。
冷静に考えると、やっぱ違うなって思ったもので…。