松尾画報

辺境のカンガルーの近況

再生イメージ

読書の秋だから、というわけでもないんですが、
最近、昔読んだ本をよく買い直しています。

主に通勤電車で読むので、基本的には文庫版で。
大学時代に読んだものから、わりと最近読んだものまで。

昔読んだ本でも、細かいところって本当に全然覚えてません。
こんなシーンあったっけ?のオンパレード。

逆に印象としてよく残っているのは、
すぐにそのシーンがイメージできるもの。

気づいたんですが、そのイメージは大体、実際の風景と結びついています。
私の頭の中で勝手に作り上げたイメージ。

あるエッセイで、公園に車が突っ込むシーンは、
大学時代に住んでいた家の裏手の公園を使って再生されます。

ある小説で、ドライブスルーでハンバーガーを買い求めるシーンは、
京都・西大路通にあるとあるマクドナルドで再生。

ある旅行記で、地中海の島で地元の農夫と話し込むシーンは、
石垣島で見た見晴らしのいい海をバックに再生。

そんなふうに自分勝手にうまくイメージができたシーンは、
よく覚えていて、その本を思い出すきっかけになってたりもします。

これって、意外とみんなそうだったりしませんかね?
同じシーンでも、思い浮かべるイメージはとってもパーソナル。

友人たちとでも、そういうのの発表会とやってみたいな、なんて思いました。
もちろんお酒飲みながらね。秋の夜長ですしね。