松尾画報

辺境のカンガルーの近況

二面性

もうひとつ、秋のお話し。
毎年思うんですが、やっぱりこの季節は素晴らしい。

そりゃま、過ごしやすい気候ですし、
風景も美しいですし、大体みんな好きでしょう。

………と思ってたんですけど、
先日、母親が自宅に遊びに来たときに言ってましたね。

「とにかく毎年、秋はダメだ」と。
寂しさや虚しさが際立つので苦手だそうで。

秋って往々にして感傷的なところがありますが。
まあ、その度合いは人それぞれですよね、そりゃね。

私の場合は感傷を吹っ飛ばして、
何よりも過ごしやすさでテンションがあがりますが。

悲しい思い出で上書きされることもあるかもしれない。
今後の人生、何が起きるか分かりませんし。

そう考えると、いろんな季節に対して、
いろんな感情でのぞむことは、意義深いことかも知れません。

ものごとには、いつだって二面性がありますもんね。
真っ白はいつだって、真っ黒にもなっちゃう。

とはいえ、今年も全力で満喫させてもらおうかな。
今のところ、感傷すらテンションを上げてくれるスパイス。

あぁ、好きだなぁ、秋。
生きてるだけで丸儲けです、私にとっての秋。