松尾画報

辺境のカンガルーの近況

カムフラージュ

夏の終わり頃だったか、滋賀県の安曇川で、
鮎の掴み取りをしてきました。

焼き場&小川のブース貸みたいな感じで、
区切られた小川に鮎を放ってくれます。

それを捕まえて、自分たちで焼いて食べる。
他の食材は好きに持ち込んでね、という感じ。

子連れの3家族で行ったんですが、
まあ食育的なことも兼ねて、みたいな。

魚は切り身で泳いでるんじゃないんだぜ。
子どもにはいい経験になりますよね、これ。

みんなで張り切って捕まえようとしますが、
………むちゃくちゃ速いな、こいつら。

手掴みでも網でも、ストレートに行ったら全然ムリ。
動線を切り、端に追い込んでいかないと。

とはいえ、追い込んでも追い込んでも逃げられます。
いつの間にかスイっと抜けられちゃう。

よーく見てるはずなのに見失う。
足元にいるよ!って言われても見つけられない。

色や柄が、川底の石とすごくよく馴染むんですよね。
素晴らしいカムフラージュ能力。

結局、石を積み重ねて囲いを作り、
そこに誘導することで、なんとか全部捕まえました。

区切られてない普通の川で遭遇しても、
こんなん絶対捕まえられないよな…。

狩猟の奥深さを知りました。
肉や魚や野草なんかのこと、もっと勉強したいなぁ。