松尾画報

辺境のカンガルーの近況

事実より想像を

相変わらず、歴史や地理の本ばかり読んでいます。
勉強目的ではなく、ただの娯楽として。

この手の本を読みまくって気づいたんですが、
「読みやすさ・読みにくさ」が意外とあります。

こういう説明系の本って小説とかと違って、
文体にあまり個性は出ない気がするんですが。

でも明確にあるんですよね、違いが。
特に読みにくい方はけっこう気になります。

興味を惹くテーマの本なのに、ページが進まない。
今まさに、そういう本に当たっています。

「世界の珍しい国・珍しい地域」的な本。
興味があるのに、なぜかなかなか読み進められない。

なんでだろうといろいろ考えてみたところ、
数字を使った説明がすごく多いんですよね。

国の面積、人口、輸入・輸出の規模、とかの説明。
本文中で数字でしっかり説明されても、うーんという感じ。

数字データは表にしてまとめといて、本文中は、
「国土面積は奈良県と同じくらい」とかの表現でいいのに。

数字をきちんと掲載する大切さはわかるんですが、
データ書じゃなくて読み物ですしね、これ。

見知らぬ国の風景をイメージさせてくれる本。
そういう本はすごく読みやすいですね、逆に。

珍しい国・地域の読みやすい本ないかなぁ。
ま、なくて困ってるわけではないけど。ただの娯楽だし。