松尾画報

辺境のカンガルーの近況

不思議な吸引力

そんなわけで、TVで鬼滅の刃の映画を見まして。
歴代興行記録1位のアレですね。心を燃やせ。

たしかに、いい映画です。面白い。
けど、文句なしに1位か…と言われると、少し不思議な感じ。

いい。けど「いい!って聞いてる」からそう思うって気も。
もはや見る前から刷り込まれてる感じの私。

そもそも一貫したストーリーの途中部分の切り出しですから、
よく映画として成り立ったなこれ、という気すらします。

昨年の盛り上がり時期は、映画館で初見の人もいたでしょう。
初見だとワケわからんくない?とも思いますけど。

みんながあまりに大きな声で「いい!」と言うので、
もうこれは「いいものだ!」という認識が根付いているような。

現実世界のうねりみたいなものを背中に受けて、
それであんな爆発的なことになったような気もしますね。

その理由はなんでしょうか、わかりません。
2020年の閉塞感や不安感がバックグラウンドになったのかな。

文学研究みたいなノリで、ちょっと人気の理由を研究してみたい。
ここ数年の社会情勢やらも加味して…相当骨が折れそうだなぁ。

なんだか不思議な吸引力だなぁ、と思いました。
普通に面白かったですけどね。レンタルしてもう一度見たい。

煉獄さんもいいけど、やっぱ炭治郎で泣いちゃいます、私は。
幸せを振り払って戦いに戻らないとなんて…あぁ、可哀想に…。