松尾画報

辺境のカンガルーの近況

ビート

走りながら聴くのに一番向いている音楽は、
やっぱりレッド・ホット・チリ・ペッパーズでしょうか。

80年代から今まで活躍しているバンド。
「レッチリ」の愛称ですね、日本では。

世間的には、2000年前後あたりが一番流行っていたような。
私が大学生の頃。どこに行ってもかかっていました。

基本的には楽器3つのバンドサウンドなんですけど、
いろんなジャンルのリズムに溢れたロック。

何がいいかって、激しいけどシンプルなんですよね。
音数はそれほど多くない。ライヴ版は特に。

ビートがしっかり効いていて、パンチがある音。
しっかり炊き上げられた米粒のように立っている。

分厚さは重ねれば作れると思うんですけど、
シンプルで重く芯があるのって、本物でないと難しい。

そういう音って、走るマインドにぴったりです。
一歩一歩踏み締めて蹴り出す足と胸に響く音。

寒い朝のランニングにはレッチリで立ち向っています。
こんな形で助けられることになるとは、思ってもなかった。

走りながら踊りたくなるのが、欠点ではあります。
首ブンブンしたくなっちゃう。さすがにしませんけど。