松尾画報

辺境のカンガルーの近況

こうでなくちゃ

ついでなので、もうひとつレッチリの話を。

こうでなくちゃ、やっぱこれでないと、しっくりこないな。
そう思うののひとつが、ギターのジョン・フルシアンテさん。

少しマニアックで変わった人生というか、
レッチリがなければどうしてたんだって感じの人。

2回脱退して、2019年にまたまた帰ってきてるんですけど、
やっぱりこの人のサウンドはしっくりきます。

なんだか真似ができない、不思議な音。
「似合ってる」んですよね。時代に刺さってるというか。

内向的で頑固そうというか、凝ったプレイなんですが、
熱く自然なパッションも滲み出ているというか。

フルシアンテさんじゃない時期のギターもいいんだけど、
なんかほんのわずかにサイズの違う服のような。

キリンビール気分で飲みに行ったら、
アサヒしかない店だった、みたいな微妙な違い。

よくよく考えたら別になんでもいいかってなるんですけど、
いやでも、あれはやっぱこうでないと、というハマり方。

同じ世代でないと、生々しくわからないかもしれないです。
時代の空気を含んだ音って感じなんですよねぇ。