松尾画報

辺境のカンガルーの近況

ナイーブな彼

前回書いた、先日の入社式で体調不良になった子。

式途中に退席して、一旦バックヤードに引いちゃった子ですね。

なんとなく思いを巡らせてしまいます。

 

もしかしたら、いろんなマイナスの感情を抱いてるかもしれない。

自己嫌悪、自信喪失、劣等感、出遅れ感、羞恥心。

なんというんですかね、そういうナイーブな感じがしたんですよね。

 

全然たいしたことじゃないんですよ、ちょっとバックヤードに引っ込んだくらい。

でもあれこれ思い悩んで、自分自身で変に問題を大きくして抱えてしまいそうな。

まだ、トラブルを易々と受け入れられる年齢ではないと思うんです。

 

過去の自分にもそういう部分があったので、妙に気にかかります。

そう、ありました。だから理解できるわけですよ、繊細なハシモトですから。

過去の自分の失敗をちょっと思い出してみるとですね。

 

 

 

「おい、ハシモト、社長からクレームきたぞ」

「お前アホか、私服勤務やからって、新人がクラッシュジーンズはさすがにあかんやろ」

 

勤務一週間くらいで、常務と編集長にミーティングルームで怒られました。

どのへんが私服勤務の限界なんだろう?と思って試してみたんですよね。

アホ真っ盛りですね。なんで身をもって試しとんねん。

怒られてるときは「やってもうた…、人生終わった…」てな感じでしたが。

数日で立ち直り、しれっと普通のジーンズで出勤してました。

 

私と体調不良の彼のナイーブさが同じかどうかは、まあとりあえず置いといても、

細かいミスなんて、もう忘れちゃえばいいんですよね。

そうやってみんな歳とっていくんだなー、なんて考えてました、ここ数日。

 

 

 

GW明けにまた取材行くので、元気に成長した彼の姿が見たいなぁ。

先輩みんないい人ばかりの会社でしたから、しっかりサポートしてそうですけど。

ひそやかに応援しています。がんばれ、若くてきっとナイーブな彼。