松尾画報

辺境のカンガルーの近況

テキトーさ

ふと思い出した、昔、友人と話したこと。
左腕にタトゥーを入れた友人との会話。

「なぁ、それさ、どうやって入れるデザイン決めたん?」
『え?決めた?んー、なんとなくやで』

私も一応グラフィックデザインを生業とするのもあって、
やっぱり気になるんですよね、そういうの。

「でもさ、それって一生残るわけやん?考えるやん?」
『いや、そうかな?なんとなくやで。そんなもんさ』

話を聞いていても、どうも腑に落ちないわけです。
自分に置き換えてみると、そう簡単にいくと思えない。

私はタトゥーを入れる予定は一切ないですけど、
仮に入れるとしたら、一体どんなデザインで入れるのか?

屋号のロゴ?好きなアーティストとか作家に関連したもの?
信念的な?音楽、文学、走ることに関してのシンボルとか?

やっぱそんなの決められねぇよ、と思いますよね。
でもけっこうみんな、さらっと決めちゃうらしいんですよね。

決断力というかなんというか。
決められないですよね、いろんなあれこれ。

(たぶん)それほどテキトーな人間ではない(と思っている)、
ので、いい意味でのテキトーさには憧れますよねぇ。