松尾画報

辺境のカンガルーの近況

カレンダー

せっかくなので、前回の続き的な話題を。

 

私は、卒業時点で就職は決まっていませんでした。

学生時代の延長で、迷い子のようにいろんな企業に面接に行っていました。

一応その都度全力は出していたつもりではありますが、

まぁ、たかが知れてますよね、そんなふらふら就活生の主張なんて。

不況下でわざわざ採用する人材ではないです、間違いなく。

 

結局、2ヶ月間、アルバイトをしながら就職浪人。

あまり悲観的に考えずにちまちまと就活を続け、

ちょくちょく話題にしている出版社に拾っていただくわけですが、

今思えば、本当に感謝しかありません。

社会経験のない生意気な若者を雇用してくれるなんてね。

 

2ヶ月の就職浪人をしていて、思ったことがあります。

通年表示の細長いカレンダーで一番下にある3月が終わると、

4月になって一番上に行くんですよね。

もちろん1月が一番上のカレンダーもありますけど、

まぁまぁ、細かいことは置いておいて。

 

一番上にリセットされて、もう戻れないんだって、感じました。

気持ちはまだ学生気分かもしれないけど、カレンダーは変わっちゃった。

周りが進んでいくから、とにかく自分も走らなきゃなぁ、って思いました。

幸運なことに就職浪人は2ヶ月で終わりましたが、

短い期間ながら、否応なしに世間が新しい空気に入れ替わったのを覚えています。

 

「嫌やー!もう終わるー!嫌やー!帰りたくないー!嫌やー!寂しいー!」

 

そう叫んだハマモト君の今でも気持ちはよくよく分かりますが、

いつでも歯を食いしばって戦わなきゃいけないんですよね。

そんなハマモト君も今では立派に仕事も家庭も持って、子育てに奮闘中。

なんだかんだでうまくいって良かったです。

本当に感謝しかない、周りの皆さんには。

 

世代ごとの感性とか状況とか書きたかったんですけど、

そういう具体的なこと書けるのはまだまだ先ですね。

思い出すことが多すぎて、話が進まないわ、コレ。