松尾画報

辺境のカンガルーの近況

するするランチ

お昼時に、大学時代の友人とランチを食べることに。

数ヶ月に一度、ふいに連絡が来る人なんです。

 

大学時代にはそれほど接点がなかった友人で。

仲が悪かったとか、気が合わなかったとかではなく、

学科もサークルも違ってて、単純に接点が少なかった友人。

共通の友人が少々いる程度。

 

ふとしたことで連絡を取り合い、

たまたま二人とも職場が梅田だったので、

まあ一人もなんだし、と時々一緒にランチを食べる。

じっくり考えてみれば不思議なもんです。

 

そんな感じなもので、あまり大学時代の話は出てこないんですね。

最近の自分たちの身の周りの話ばっかりです。

今年は異常気象だったねとか、こんな面白いお客さんいたよとか。

あれ、別にこの話するの、この人じゃなくてもいいな。お互いに。

 

しかし先日のランチでは、少々、共通の話題がありました。

数少ない共通の友人の離婚のことだとか、

数少ない共通の友人が働くバーが閉店することだとか。

それについて思うことだとか。

 

うぅむ、寂しいもんだねぇ、となりますよね、話の内容的に。

そんなことをひと通り話した後で、やっぱりまた元のペースに戻ります。

あの本面白かったよ、あの業界ってこんな感じだよ。

いつも通りの時間です。

 

それほど実りのあるランチ会ではないかもしれませんが、

小気味よくするすると流れるこの時間が割に好きだったりします。

ときに離婚や閉店という事件性のある話題にひっかかり、またするすると流れていく時間。

元々がゼロなので、ゼロのままで終わってもいいんですね。気楽。

 

少し前に夜の河原町の話でも似たようなこと書きましたけど

気楽にするすると流れていく時間っていいですよね、ほんと。