松尾画報

辺境のカンガルーの近況

くさび

「あぁ、あれでよかったんだな」と思うこと。
例えば、昔好きだったアーティストの、
最近のライブ映像なんかを見た時。

だいたい中・高生のときに好きだったもの。
ぐっときますよね、思い出補正もあって。
昔のイメージと最新のとが層になって、よりよく思えちゃう。

若い時に夢中になったという体験があるからこそ、
その層みたいなものが生まれるわけです。
経験や思い出が重なって、よりよくなるもの。

若い時にそういう「くさび」みたいなものをうち込めたのは、
以後の人生で意外と有用なもののような気がします。
勉強にも、もう少しうち込んでおけばよかったかもですけど。

そう考えると、好きなものがあってよかったなー、と思うんです。
往々にして「若い頃にもっとこうしとけばよかった」と考えがちですが、
ある程度は自由に好き勝手やればいいかもしれない、ですよね。

だから、まぁ、いいんでしょうか。
家中にまだまだまだまだお人形が増えまくるのも、まぁ。
若いって言ったってまだ4歳ですけど。うちの娘。

私の親も「大丈夫かな?」というような気持ちで、
私の成長を見ていたのかもしれません。
いやぁ、でも、さすがにちょっと増えすぎ。「大丈夫かな?」

わりと真面目に「くさび」の話を書こうと思ってたんですが、
お決まりの娘のお人形話になっちゃいました。
真面目なくさびのお話はまた今度に。