松尾画報

辺境のカンガルーの近況

DNA

娘のお気に入りに「しろいかみ」という絵本があります。

絵でなく写真で構成された本なんですが、

まあ絵本でしょう、内容的にはね。

 

タイトルの通り、シンプルな白い紙が出てきます。

「くる」の文字とともに少し丸められた紙が出てきて、

次のページでは「くるくる」とより丸められた紙になります。

くるくるの後に、ぎこぎこ、ぐしゃぐしゃ、びりびりを経て、

最後には、ばーーっ、で舞い散っておしまいです。

 

当然、実際の紙を用意してやってみますよね。

くるくる、ぎこぎこ、はそれほど楽しくなさそうなんですが、

ぐしゃぐしゃ、は率先してやります。びりびり、もとっても嬉しそう。

そして、ばーーっ、になるともう大はしゃぎです。

正直、手がつけられません。落ち着きなさい、て感じです。

 

いかにも子供らしいリアクションでいいんですけど。

これ、とっても素朴な疑問なんですけど、

くるくるやぎこぎこでテンションあがる子もいるのかな?

いたとして、その子は「ちょっと変わってる子」なのかな?

少し見てみたいです。いるとすれば、ですけど。

 

子供ってそれなりに破壊衝動がありますよね。

執拗に、ばーーっ、を繰り返す娘を見ていると、

なんだか腕組みして考えてしまいます。

うーむ、狩りや採取もたしかにプリミティブな破壊活動だしなぁ。

不思議なものですよねぇ、いきものって。