松尾画報

辺境のカンガルーの近況

貴金属なんてない

先日、ものすごーく珍しく、
オフィスの固定電話が鳴りました。

いまや完全にお飾りになっている固定電話。
急に鳴るとびくっとしますよね。心臓に悪い。

珍しいといっても、いわゆるワン切りは、時々あります。
番号が使われてるかどうか調べるためだとかいう噂。

けど、今日はワン切りでなく、ずっと鳴ってる。
なんだなんだと好奇心から電話にでます。

『私どもリサイクル○○堂では、不用品を買取していまーす!』
『ご不要になったオフィス機器や貴金属はありませんかー!?』

いわゆる廃品回収のテレアポ的な電話。
今でもあるんだなぁ、こういう地道な営業活動。

すごくハイテンション&自己紹介少なめというか、
いきなりぐいぐい要件を伝えてくるな。

「えぇと…すごく古い家庭用プリンターがあったような」
『申し訳ございません!家庭用は買い取れませーん!』

「あとは…木製の棚とは引き取れないんですか?」
『それも買い取れませーん!貴金属はないですかー!?』

「貴金属はないですねぇ。えぇと、他に不要なもの…」
『ガチャ!………ツーツー』

え、切られた!?何も言わずに?回線の不具合とかかな?
でもガチャって音したから、切ったんだよな?…まじで?

ドラマとか漫画の世界みたいだと思っちゃいました。
本当にいるんだな、ああいう電話の切り方する人。

番号で検索すると、迷惑電話リストなるものに掲載されてました。
「いきなり電話切る失礼な会社」という口コミも多数。

嫌な気分に…というよりは、驚きの方が勝ちました。
いやぁ、珍しいものに出会っちゃったなぁ。びっくりです。