松尾画報

辺境のカンガルーの近況

蛙の子

小3娘がね、手を動かすのがわりと好きみたいで。
「行動する」という意味の手を動かすではなく、
もう文字通り、何かをさわって手を動かす、的な。

ある日は、折り紙で何かを折りまくる。
ある日は、女の子の絵を描きまくる。
この辺は、ま、親としてもいいかと思うんです。

ある日は、ストローを切り刻んでネイルをつくる。
ある日は、100円ショップで買ったスライムをこねまくる。
ある日は、水風船をつくって押しまくる。

ある日は、机に糊を薄くて塗って、手で丸めて塊にする。
ある日は、床が汚れ、水びたしになり、机がねちゃっとしたり。
…あのさ、その糊とかスライム、きれいに取れるの?

正直、スライムあたりから「やめろや、それ」なんですけど。
まあそう言わずに、一応見守ることにしています。
そういえば私も昔は好きだった、手を動かすの。

大量のテープと画用紙で、ドラえもんの道具再現したり。
ブロックで天(井)までそびえ立つ不安定タワーつくったり。
磁石やおはじきをぶつけ合って、部屋中に撒き散らしたり。

それで何かいいことあったのか?と問われると、
ちょっと確信はないってのが正直なとこですけど。
…ま、脳の体操にでもなるのかな、少しくらいは。

ひとつ確信を言えることがあるとすれば、
「蛙の子は蛙なのね」ということでしょうか。
好きなら仕方ない、やりなよ、いいんじゃない。ゲコッ。