松尾画報

駒汚れなく道険し

菱湖書 銀将

現在行われている「第5回ABEMAトーナメント」、トップ棋士14人がドラフト会議でそれぞれチームメンバーとなる棋士2人を指名し、別の予選会で勝ち上がった3人も合わせて3人×15組で争われる棋戦にしては珍しい団体戦ですが、予選リーグもどんどん進行しています。
若手精鋭を揃えて勢いに乗っているチーム、実績抜群のメンバーを集めながら敗退してしまったチームなど様々ですが、私が個人的に応援している羽生善治九段のチームが今回も敗退してしまいました。前回と同じ実力のあるメンバーで臨みましたが、残念。でも早指し戦は展開の揺れ幅も大きいので予想外の事も多く、どのチームも魅力的なメンバーが揃ってるのでこれからも手に汗握りながら試聴しようと思います。

さて。菱湖書の銀将が彫り上がりました。

これも難しい。。やはり単純に画数が増えるだけで難易度が上がりますし、銀も将もバランスを整えるのが大変です。そこに伸びやかな菱湖書の雰囲気を出そうと思ったら、彫り手のこれは表現力が試されます。

さて、上手く彫れたんだろうか。漆を入れて仕上げるまでドキドキです。