松尾画報

辺境のカンガルーの近況

秘密基地的飲食店

お昼ごはんのメニューって、なんだか定期的に飽きがきませんか?

といっても、お昼ごはんを食べるシチュエーションは、

人や職業や時期によって、けっこう千差万別な気がしますね。

書き出しといてなんですが。まあ、細かいことは置いておいて。

 

 

私は、ここ数ヶ月はなんだか外食に出かけるのが億劫だったので、

家でお弁当を作って持っていっていました。

サンドウィッチにいろいろ挟んだり、おにぎらずにいろんな具を詰め込んでみたり。

最初はけっこう楽しかったんですけど、やっぱり飽きがきちゃったんですよね。

 

 

もう限界だと思って、街にふらふらと食事に出かけます。

けど、特に食べたいものが思いつかないので、適当なお店に入るわけです。

そして…きました。久々にビビッとくるお店に出会いました。

500円で食べられるマグロ丼のお店です。

 

 

かなり狭い店内に、コの字型のカウンターがどかっとあります。

お客さんは壁すれすれに作られた椅子に座って食べるわけです。

狭いカウンターに背が高いガラスケースがあり、料理人の顔はほぼ見えません。

後ろは壁、目の前はガラスケース、周りにはそこかしこからにょきっと伸びた棚がたくさん。

 

 

なんでしょうか、すごく狭いんですけど、妙な居心地のよさがあるんですよね。

狭いところに入り込んだ秘密基地感とでもいいましょうか。

牛丼屋みたいにずらっと大人数が並ぶと息苦しいかもしれませんが、

10人も座れないくらいの狭さだからでしょうか、圧迫感はありません。

 

 

なんだかプライベート空間という感じです。

一蘭というラーメン屋に「味集中カウンター」というのがありますが、

ちょっとあの感覚に近いかもしれません。

顔の横あたりの視線を遮るって、けっこう大事なんじゃないかという気がしてきました。

 

 

まあ、肝心のマグロ丼はそんな大して美味しくないんですけど…。

500円ですしね、贅沢は言いませんけど。味には集中できない。

マグロ丼は別にもう一回食べたいと思いませんが、あのカウンターにはもう一回座りたい。

クセになる不思議な居心地のよさでした。