辺境のカンガルーの近況
真冬の躍動
最近は12月どころか、11月の頭くらいからクリスマス感がありますよね。
そりゃ、一大商戦ですからね、早めから盛り上げていかないとね。
そんな中、とある置物を見つけたんですよね。
北欧風の小洒落た雑貨店、女性好みであろうかわいくも上品な店構え。
厳選されたであろう質の高いクリスマスグッズが並んでいます。
いろんなテイストのサンタの置物があるんですが、ひとつだけ違和感のあるものがありました。
最初はなんだかよく分からないモヤモヤでした。
なんかおかしい…。なんかズレてるというか、妙な違和感をこの置物に感じる…。
しばらくその置物を眺めながら考えていました。
数十秒眺めて、その違和感の正体に気づきました。
サンタとトナカイの置物なんですけどね。
なにがおかしいって、サンタとトナカイの置物なんですよ。
わかりますかね、この違和感。サンタとトナカイの置物。
サンタとトナカイとソリの置物じゃなくて、サンタとトナカイの置物なんです。
サンタがトナカイの背中に乗っちゃってるわけです。
左手でプレゼント袋を持ち、右手は手綱を持った手をハーイと振っています。
飛び跳ねる馬に乗る戦国武将を思い浮かべてもらえれば、イメージ近いですね。
いやもうね、すっごく元気いっぱいなんです。
まあ、トナカイだって背中に直接人を乗せることもある…のかな?
でもやっぱり、イメージ的にサンタにソリはつきものだと思うわけです。
そして何より戦国武将級の躍動感の違和感ったら…。
「トナカイ乗って飛び跳ねんなや、ゆっくりソリ乗れや」という言葉しか出てきません。
一体なぜそんなことになってしまったのか。
世の中、分からないことだらけですね。