松尾画報

辺境のカンガルーの近況

柿の葉寿司の可能性

奈良にうまいものなし、という言葉がありますが。

奈良を代表する食べ物ってなんでしょうか? やっぱり奈良漬?

私、個人的には、奈良=柿の葉寿司を強烈に推したいんです。

 

 

柿の葉寿司って、ビジュアル的にわかりやすいじゃないですか。

名前そのまんまに柿の葉でくるんでいるわけです。

しかも、保存食というきちんとしたバッググラウンドがあるわけです。

魚を日持ちさせるためという、先人の知恵が生きているわけです。

地域の風土に根ざした食べ物なわけです。

 

 

そして意外と見落としがちですが、柿の葉寿司は Sushi です。

世界的な知名度を誇る Sushi の一種なわけです。

Sushi と言えばだいたいどんなものか、世界的に分かってもらえます。

ラップド・リーフ・オブ・パーシモン・スシ。

例えばちらし寿司よりも、よっぽど Sushi らしい食べ物です。

 

 

「すぐ食べられる」という点も大きいと思うんです。

お土産も悪くはないんですけど、やっぱり観光地で食べたい。

がっと頬張って、ビールでぎゅっ!と流し込めるんです、柿の葉寿司は。

そこで食べたという体験も含めて、思い出になるわけです。

個人的には、路上売りとかどんどん活性化させてほしい。

 

 

しかも魚だけでなく、椎茸とかも載せられるわけですよ、柿の葉寿司は。

さっき地域の風土に根ざした食べ物と言いましたけど。

とりあえずまあ、一度それは横に置いておいて、柔軟な発想にして。

現代的な斬新なネタを受け入れる方向も含めて、いろいろ考えてみましょう。

カリフォルニアロール的発想です。進化も可能です。

 

 

いや、なんでこんなことを熱く語っているかと言うとですね。

関東向けにいくつか奈良の広告を作っててですね。

橿原神宮とか三輪神社っておそらく関東の方は知らない、という話になったんですね。

で、柿の葉寿司はどうだろう? という話になり、柿の葉寿司もわりと厳しいんじゃないか、と。

外国人向けでも戦えそうな商材なのに、この知名度の低さはもったいない!って思って。

 

 

 

あんな美味しいものですから、もっともっと知ってもらいたいなぁ。

最高ですよね、柿の葉寿司。ビールでぎゅっ!

うーん、書いてるうちにお腹すいてきちゃったな。