松尾画報

辺境のカンガルーの近況

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先日、南海電車に乗っていたときのこと。

ホームからなかなか電車が出発しませんでした。

 

アナウンスが何度も繰り返されます。

「車内からホームにゴミを捨てた方、拾ってください」

 

この理由は初遭遇。南海ではよくあることなのかな?

車内からホームに向けて誰かがゴミを捨てたってこと?

 

線路の上なら安全上発車できないかもしれない。

しかし、ホームか。どちらかといえば道徳的な理由?

 

いや、ゴミが電車に近すぎて危ないのかな?

ゴミってどのレベルのゴミなんだ?レジ袋みたいな感じ?

 

扉から首出してホームの様子を見たいけど、危険行為だよな。

私が見たところで何も変わらないわけだし。

 

扉が開いたまま、何度も繰り返されるアナウンス。

車掌さんの声も若干キレ気味になっていきます。

 

車内がざわつきだす中、ふと思ったんですが、

もし、ゴミを捨てたのが外国人だったとしたら?

 

いや、外国人がやったって言ってるんじゃなくて。

言語的に注意が届いてないんじゃないかな、これ?

 

文化の違い的なところで、悪意なく自然に捨てたかもだし。

日本では禁忌とされるけど、あまり抵抗がない人なのかも。

 

もしくは、ポロッと鞄からゴミが落ちたのに気づいてなかったら?

そうなったらもう、いろんな意味で当人に届かないよ。

 

でも車掌さん、手で捨てられるのを見たのかもしれない。

だからこその強めの注意なのかもしれない。

 

結局、ホームを数人の駅員さんが走って行った後、

扉が閉まり、電車は発車しました。

 

珍しいのに遭遇したような気がするんですけど。

実はそれなりにあることなのかな?気になります。