松尾画報

辺境のカンガルーの近況

実物の空気感

「今日は出社してますか?もしくは在宅ですか?」
携帯電話の通話の第一声が、こんな会話になる会社があります。
すっかり在宅勤務が定着したクライアントさん。

電話で話す分にはあまり問題ないんですけど、
「じゃあ今から伺いますね、プリントアウト持って」
は在宅の日にはちょっとできません。

もちろんメールでいろんなやり取りはほぼ完結するんですけど、
「手にとって見ないとうまく感触がつかめないものごと」もあります。
けどまあ、仕方ないわけです。自宅に伺うわけにはいかない。

「在宅ですか、じゃあ次回出社時に、また」が少しずつ増えて、
業務の進行スピードが、いろんなところで少し緩やかになります。
今までのやり方ではそうなっちゃうんですよね。

じゃあ代わりにどうしよう、となると、
やっぱり今までやってたことを思い切ってやめるしかないわけです。
「手にとって見ないとうまく感触がつかめないものごと」だとしても。

慣れれば特に気にならなくなるかもしれません。
けど、やっぱり勇気がいりますね、変えていくというのは。
出来上がった実物を見て「思ってたのとちょっと違う」もあるでしょう、この先。

うまく慣れていかないとなぁ、と思います。
ちょっとしたことなんですけどね、実際のところ。
感覚の問題。うまくクリアしないと。