松尾画報

辺境のカンガルーの近況

何でもいい

あぁ、今すぐに唐揚げが食べたい…。
年に何度か、そう思うことがあります。

コンビニなりスーパーに売ってますから、
買ってきて食べればいいんですけど。

そうじゃないんです、揚げたての唐揚げが食べたい。
文句のつけようないほどのジューシー感を味わいたい。

じゃ、定食屋に行けや、って話なんですけど。
でも、できれば油を切ってる唐揚げの勇姿も見たい。

じゃ、どう考えても自分で揚げるしかないんですけど。
油の処理が面倒。仕込みも面倒だぜ、あれ。

もはやお前を揚げてやろうか?って感じですけど。
こういうときは落ち着いて、スーパーで鶏肉を買います。

部位とか細かいことはどうでもいいです。
高すぎず安すぎずの鶏肉を、少なめのパックで。

で、炒めます。できれば何かしらの野菜と一緒に。
玉ねぎ、ネギ、小松菜、ブロッコリー、もう何でもいい。

で、白米と一緒に無心でかき込みます。
え?唐揚げじゃない?いやもう何でもいいんです。

結局のところ、米なんですよね。米米米。
米とおかずを無心でかき込むって、本当に幸せ。

そういう時だけはなぜか、
自分で適当に作ったものが妙に心に刺さります。

躊躇はするけど、やっぱ遠慮なく作るからでしょうか。
各種調味料をキメまくっちゃうからでしょうか。

余生も半分を超えたかというくらいなんですけど、
10代の頃と本質的に何も変わってないかもしれない。

できた!うまい!やったー!眠い!寝よ!幸せ!
………なんだかんだ、自由に楽しく生きています。