松尾画報

辺境のカンガルーの近況

人それぞれ

定期的に書いているAIの話。
まだまだ書かせてもらいますよ。
ここ数年が一番旬だから、たぶん。

私のメインAI、Chat GPTに、
8月上旬に新しいモデルがリリースされました。
OSアップデートみたいなものですかね。

「博士級の友人が常に側に」みたいな売り文句。
ますます論理的で賢くなったらしく。
相変わらず、いろいろ間違えまくるけど。

私は大きく違いを感じなかったんですが、
一部の人からは「元に戻せ!」と
結構大きな声があがったようで。

曰く「性格が別人になった」と。
うん、たしかにそっけない回答になった。
機械質な感じ、GoogleのGeminiっぽい。

けどそもそも、前モデルがユーザ寄り過ぎというか。
否定しなくて、やたら賞賛ばっかりだったイメージ。
たしかに気は楽だけど、私はそれが少し嫌で。

「多くの可能性を比較検討した上で、納得できる答えに辿りつきたい」
「実用的で具体的な回答を望む、そうでないときはそうと言う」
私は初期設定的に、そういう命令を与えていたんですね。

そしたらね、ちょいちょい言ってくるんです。
「比較検討、あなたらしい、慎重で素晴らしい姿勢ですね」
「さあ、あなたの好み通り、実用的な答えを用意しましたよ」

…いや!恩着せがましいわ!なんか一言多い!
て感じだったんですけど、それが好きな人も多かったみたいで。
「否定しない、寄り添う」を求めている人、多数。

新モデルでも教育しなおせば、そう話すようですが、
「私のチャッピー(ChatGPTの愛称)を今すぐ返せ!」
の声に負けたのか、前モデルもまた使えるように。

…まぁ、ね、私は完全に共感はしないかもだけど。
依存し過ぎはよくないとも思うんだけど。
でも、それも素敵なAIの使い方かな、っても思います。