松尾画報

辺境のカンガルーの近況

乳幼児用食器

陶芸家の友人に、乳幼児用の食器をもらいました。

乳幼児用の食器といえば、木製やプラスチック製が一般的ですが、

陶芸家からのプレゼントですから、もちろん陶器です。

 

おいおい、割れたら危ないじゃないか、という声が聞こえてきそうですね。

一応、割れても破片が飛び散りにくいとか、空気を多く含ませて衝撃に強くとか、

そういうふうに作っているそうですが、陶器ですからやっぱり割れものです。

 

そんなの子供に使わせたらダメ、という方ももちろんいるでしょう。

私もプレゼントされなければ、木製かプラスチック製を買っていたでしょう。

でも、陶芸家の友人はこう言ってプレゼントしてくれました。

 

 

 

割れない素材のものしか使わないから、割れるような扱い方をする子になるんだ。

下手に使ったら割れるものに触れることで、ものを大切に使うということを学ぶんだ。

それでも割れるときは割れるよ。だって陶器だから。

そりゃ割れない方が楽だし、合理的で一見正しいことに思えるけど、

効率とか利便性にこだわり過ぎて、子供の学ぶ機会を親が知らず知らずなくしてるかもしれんよ。

それ使うときは、ちゃんと子供のそばにいて、目を配ってやってな。

 

 

 

賛否あるかと思うんですが、私は、ほぉぉぉぉ、と思いました。

大事に使おうねと娘に教えつつ、危険がないように目を離さず、

長く使っていければと思います。

 

なかなか素敵な陶芸家じゃないでしょうか。

先日の個展も素晴らしいものでした。

長い付き合いですが、作品も、作品づくりに対する考え方も進化しているようですね。

 

あとはあれですね、飲みに行っては毎回泥酔するのだけなんとかしてもらえたら最高なんですけどね。

そっちはいつまで経っても進化しないようです。むしろ悪化してる…。

毎回家の前まで送り届けるの、ほんと、面倒なんだよねぇ…。